1. エンジニア採用コラム
  2. エンジニアとビジネスサイドの間に空いたクレバスに落ちて行方不明になっていたサーベルタイガーたちが牙を研ぎながらこちらを見ている

エンジニアとビジネスサイドの間に空いたクレバスに落ちて行方不明になっていたサーベルタイガーたちが牙を研ぎながらこちらを見ている

社会人という生き物を大別すると、作る人売る人、それをサポートする人の3種しか存在していません。

作る人(エンジニア)と、売る人(ビジネス側)は、もともとにして追うKPIも違えば働き方も異なるものです。異文化なので、それぞれが違う価値観のまま同じ島で暮らしをしていると、自然とコミュニティが二分化され、間に溝ができていきます

 
売る人たちが、「世界からよい米が求められている」と言うから、最高品質の米を作るべく改良に改良を重ねていたのに、取引先のパパイア国の国王が領地あげる代わりにパパイアがほしいと言ってきたからという理由で、急にパパイアを作れと。
 

でもパパイアの作り方知らないし、いきなりは作れないからまた研究しないといけない。そんな特殊なもの作ってそもそもパパイア国以外に売れんのか?とも思うけど、そこに口出してもたぶん事態は変わらない
 

すると今度は売る人が「早くしないとパパイヤの王様に怒られるよ!早く早く!」とせかしてくる。
しかたないから中途半端な状態で作ってみたパパイアを納品したんだけど、
舌の肥えたパパイア王は「固っ!なにこれまっず!」となって取引停止
 

売る人からすると、
「何してんねん!パパイヤくっそまずかったって言ってたぞ!あの人から領土もらうのどれだけ大変だと思ってんだよ!」
となり、
 
作る人からすると、
「だからそんなパパイアパパイア言われても食べたことないし、無理なこと言われても作れないよ!パパイヤじゃなくてパパイアだよ!あと前作ってた米どうすんだよ!」
となってしまいます。

  

 

こうして生まれた溝が深くなってしまい、「互いを行き来する役割の人」という特殊部隊が編制されることになりました。これまで、彼らはディレクターなどと呼ばれ、売る人から引き継いだ客先に行くこともあれば、自らの島に帰ってきて作る人の調整をするなど、八面六臂の活躍をします。
 
しかし、作る人からは「そんな納期無理!」と言われ、売る人からは「納期詰めろ!」と言われ、客先からの「やっぱこういうことやりたい」のような要望変更にも、丁寧に対応する必要があります。
いろいろな方面から挟まれているのに黒子で、バランスをとらないといけない。
 

こうして、深い溝に落ちて身動きが取れなくなっている(精神的な意味で)人が、業界にはまだまだたくさんいます。
 

しかし、あらゆる業務がテクノロジーにより進化したことで、この「間に立つ人」の存在がとてつもなく重要であると、売る人も作る人も気づき始める時代が近くまで来ている気がします。

クレバスに突然、光が射してきた訳です。

その一つが、ビジネスインテリジェンス(BI)という役割。

MAツールや、業務管理ツールなどがどんどん進化している背景には、営業で顧客を集める/広告でユーザーを集めるよりも、マーケや分析に注力してLTVを高めたり、CPAを下げることに注力した方がいい、と多くの企業が気づき始めたからです。

そうすると、新しいプロダクトを作るにあたっても、データが大事だし、そのデータをどう生かしていくべきかをビジネス側の観点で考え、実行していく人たちの存在が、とてつもなく重要になります。

ただただ営業して獲得していればよかった売る人、
ただただ仕様通りに開発していればよかった作る人は、
どんどんニーズがなくなり、売る人と作る人をつないでた人が、全権を握る時代が来るかもしれません。

クレバスに沈んでいた人たちは、これからデータ分析やSQL、あるいはマークアップ言語の習得、広告運用のスキルや統計知識を身に着け、確実に地位を取りにくる気配がします。
もはやマーケ担当やディレクターなどの境界線もなくなっていき、BIスペシャリストという地位が確立されるかもしれません。

こうした次の時代に求められる職種を、人事も把握しつつ、営業/開発それぞれに何が個として必要なスキルとなるのかをもとに、採用活動していくことが大事になるでしょう。
 


参考)ITmedia エンタープライズ
情報システム用語事典:ビジネス・インテリジェンス(びじねす・いんてりじぇんす)
http://www.itmedia.co.jp/im/articles/0308/12/news004.html

企業内外の事実に基づくデータを組織的かつ系統的に蓄積・分類・検索・分析・加工して、ビジネス上の各種の意思決定に有用な知識や洞察を生み出すという概念や仕組み、活動のこと。また、そうした活動を支えるシステムやテクノロジを含む場合もある。
 
 この言葉は、1989年に米国の調査会社ガートナーグループのアナリスト(当時)、ハワード・ドレスナー(Howard Dresner)が使ったのが最初だといわれている。彼は、経営者や一般のビジネスパーソンが、情報分野の専門家に頼らずに自らが売上分析、利益分析、顧客動向分析などを行い、迅速に意思決定することの実用性を説き、そのコンセプトをビジネス・インテリジェンスと呼んだ。
 
 ドレスナーの考えるビジネス・インテリジェンスにはデータマイニングは含まれなかったようだが、今日では意思決定支援システム(DSS)、データウェアハウス、OLAP(online analytical processing)、アドホックなクエリツール、レポーティングツールなどとともに、データマイニングもBIテクノロジ、BIツールと位置付けられることが一般的となっている。

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著者情報

山川 雄志
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山川 雄志

株式会社ギブリー 取締役 1985年12月に長野県に生まれる。横浜育ち。 2004年中央大学入学後、2006年に学生起業。 2009年株式会社ギブリーを現在の代表と共に創業。取締役就任。 以降、HR支援事業、メディア事業等を展開。 「現状維持は退化と同じ」がモットー。 ワールドビジネスサテライト、NEWS ZEROなどメディア出演実績多数。

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山川 雄志

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株式会社ギブリー 取締役 1985年12月に長野県に生まれる。横浜育ち。 2004年中央大学入学後、2006年に学生起業。 2009年株式会社ギブリーを現在の代表と共に創業。取締役就任。 以降、HR支援事業、メディア事業等を展開。 「現状維持は退化と同じ」がモットー。 ワールドビジネスサテライト、NEWS ZEROなどメディア出演実績多数。